気になるニュース

先日、身元を明かさず

出産を希望している女性が

熊本の慈恵病院に駆け込み、

無事に女子を出産。

その後病院関係者と何度も話しをし、

納得した上で身元を明かし、

赤ちゃんと生きていく

覚悟を決めたそうです。

 

このニュースの問題は一つではなく、

様々なことが折り重なっていて

そして色んな考えの人もいて、

今回のケースが正解だったとは

一概には言えないことだと思う。

でも、ただひとつ

「生まれてきた命を守る」というのは

大前提にあり、それに向かって

様々な助けが必要なんだということだけは

確かなような気がします。

 

母親になった女性のことは

詳しく報道されてないけど

おそらく初めての妊娠なんだと思う。

 

10代でも40代でも

初めて妊娠すると誰もが初心者で

（当たり前なんだけどね）

わからないことだらけで、

いくら本を読んでも

ネットで調べても

自分の身体が

どんどん変わっていくことに

恐怖すら感じるんですよね。

 

その上、想定外の妊娠だったり

誰にも相談できるような

環境でなかったりすると

ただでさえ不安なのに本当に心細くて

本来喜ぶべき新しい命の誕生なのに

不安に押しつぶされそうになっていたんだと

容易に想像できます。

 

仕事もできなくなる

お金も無くなる

住む場所もなくなる

育てられるの？って

どんどん自分を追い詰めて

本当に辛かっただろうなって。

 

避妊しないのが悪いとか

どうせ遊んでたんだろとか

そういう考えの持ち主は

一定数いると思うけど

なぜ妊娠してしまったのか？ではなく

妊娠してしまった以上

どうやって新しい命を守るか？ということに

シフトチェンジしなくちゃいけない。

だって時間がないんだもん。

 

相手があっての妊娠ですからね。

本来はそのパートナーに相談できるのが

一番なんだろうけど

妊娠がわかった途端逃げてしまったり

それとも最初から知らない人だったり。

母となる女性がたった一人で

行動しなきゃならないパターンも

少なからずあるでしょうね。

 

なんでもかんでも国が面倒を見るというのは

どうかなっていうのもあるけど、

少子化が問題となっている今、

「子は日本の宝」だと思って

援助する必要があると思う。

一人で公園のトイレで出産し

赤ちゃんを遺棄した事件もありましたよね。

そんな痛ましいことが起きないように

事情がある妊婦は保護し、

安心して出産し、

生活ができるように手助けをする。

 

結婚年齢も上がってることもあり

不妊に悩む人も多いんだから

経済的な理由で育てられない人は

養子縁組という制度を使うとか

（今の日本ではまだまだ

メジャーな話しではないけどね）

もっともっと「子どもを育てる」というとこを

柔軟にできるようになればいいなと思います。

 

今回の女性

熊本の慈恵病院までよくたどり着いたね。

きっときっと命の大切さを

子どもの頃からご家族に

教わってきたんだろうね。

大切な命を産んでくれてありがとう。

これから大変なことが

たっくさんあると思うけど、

勇気を振り絞って赤ちゃんの為に

熊本まで行くということができたんだもん。

絶対大変なことも乗り越えられるよ！

 

そして慈恵病院の関係者の方、

女性の気持ちに寄り添って

根気強くお話しされたんでしょうね。

本当に心から尊敬します。

 

毎日色んな事件が起きて、

その中のひとつのニュースにすぎないけど

日本のこれからのあり方の

問題提起となる出来事だったなと

感じたのでした。

 

 

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