富士登山鉄道構想
何も知らなかった・・・
この富士登山鉄道構想は
戦後からケーブルカーや
富士山地下鋼索鉄道などの構造が出ており
2000年に入り再び再燃。
2008年11月に、富士五湖観光連盟が
富士スバルラインに単線の線路を敷設して
5合目まで結ぶ構想を発表したらしい。
なぜこの話題を知ることになったのかというと
昨日NHKで世界遺産の登録審査を行うユネスコの諮問機関が、
「多くの課題に対応でき歓迎できる」と評価する文書を
まとめていたことがわかったというニュースを報じていたからだ。
じっくりと耳を傾けていたわけではなかったので
もう一度ネットニュースで検索。
ざっくり言うとあくまでも山梨県の構想だけど、
富士スバルラインから五合目まで
LRT路面電車を走らせる。
今は観光バスが走っているので
かなりのCO2排出を減らすことができるとのこと。
既存の道路を使うので大規模開発の必要がない。
救急車などの緊急車両は通れるようにする。
途中に駅を設け、景観を楽しむスペースも作る。
往復運賃は1万円と設定。
世界遺産登録以降観光客が増えており
採算の見込みはある。
ただし、落石や雪崩、火山が噴火した場合の対応など
課題はある。
ちょっと待ったーっ！！！
富士スバルラインって言った？！
じゃぁ私が毎年楽しみにしている
スバルラインをロードバイクで登るってことは
できなくなっちゃうの？
これは山梨県が提供した構想のイラスト。
これを見る限り自転車が走るスペースないよね ( ;∀;)
自転車のこと考えてくれてないよね ( ;∀;)
というより、スバルラインってこんな
針葉樹林群生してないし ”(-“”-)”
”イメージ画像”だけど。
ただ、一部の事業者と行政が素案をまとめただけで
国土交通省も今のところは関与していないらしい。
もちろん地元住民や観光協会の意見も
反映されていないとのこと。
まだまだ課題も山積みだし
議論も必要といった感じだが…
素人の私の考えを述べると、
基本的には反対。
二酸化炭素の排出もないロードバイクが
通れなくなるっていうのも反対の理由のひとつだけど、
大規模工事が不要とはいえ
今ある自然に手を加えることは
「破壊」と同じだと思う。
自然って手を加えないから自然なんだよね。
手を加えるとそれは人工的なものになるんだよ。
哺乳類だけが「生物」じゃないんだよね、
私たちの目に見えないくらい
小さな昆虫や微生物、
植物や雑草も「生物」なわけで、
それらがバランスを崩すことになる。
生活していく上で危険な場所だからと
手を加えることも必要な場合もあるでしょう。
でも今回のように「開発」にあたって
手を加えるというのは私は賛成したくないかな。
CO2排出が問題なら
マイカー規制はしているんだから
観光バスはやめて電気自動車を走らせればいい。
海外の世界遺産だって事前に予約して
1日に何名までとか規制している場所もあるんだし
観光、観光ってインバウンドばっかり考えるのも
いかがなものか。
わざわざ自然を壊してまで名所を作らなくても
今ある場所でも充分魅力を紹介できると思うんだけど。
今5合目までバスでの往復料金は
はっきりした料金はわからないけど
往復で5000円くらい？
となると、倍の料金がかかるということ。
倍の料金がかかるのに
観光客の数が減らないと試算してるのかな。
所得の高い人だけが楽しめるってことには
ならないかな？
CO2排出だけが問題なのか？
メリットは何なのか？
一部の人だけの懐が満たされる事業だとするなら
それはやっぱりおかしなハナシ。
まだまだ構想の段階だし
一足飛びにはいかない話しだと思うから
もしかしたら私が年老いたおばあちゃんになってから
着手し始めるかもしれないけど
「スバルラインが走れなくなるのは
イヤだなー ( ;∀;) 」って
今はその気持ちが強いかな。
この話題、今後も要注目していきたいと思います。
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