26年という年月

愛知県で

26年前に起きた殺人事件の

犯人が捕まった。

 

被害者は女性で

2歳の息子が無傷で

死亡した母親の近くにいたらしい。

子どもだけでも助かってよかったと

一瞬思ってしまったけど

そもそもその女性だって

殺される所以はない。

 

犯人の血痕が現場である

自宅アパートに残っていたことから

被害者女性の配偶者は

犯人が捕まるまで

現場の状況を残しておきたいと、

アパートの賃貸契約を続けていた。

 

メディアにも顔を出し、

駅前ではチラシを配り続けた。

法改正に伴い殺人事件の時効がなくなった時にも

男性はメディアの前にいた。

 

自分は絶対に泣かない。

犯人がこの映像を見た時

被害者家族である自分が泣いていたら

犯人は喜ぶかもしれないから、と。

そして自分がメディアに出ることで

犯人にプレッシャーを与えているというようなことも

話していた。

 

2歳の息子を残され

日常は否が応でも進んでいく中、

被害現場を保存し

犯人を追い詰めて26年。

どれほど大変な日々だっただろうか。

想像しただけで胸が苦しくなる。

 

そして犯人はついに自首した。

驚くことに、犯人は旦那さんの高校の同級生の女性で、

この旦那さんに思いを寄せていたらしい。

 

警察から

○○さんの知っている方です

と言われ

テニス部ですか？

はいそうです。

●●ですか？？

よくわかりましたね、はいそうです　と。

 

好きな人が結婚して

子どももできて幸せな暮らしをしているのを知り

嫉妬に狂ったのか？

ご主人だって自分に接点のある人が犯人だったなんて

本当にショックだろう。

 

犯人が捕まってよかったねと

そんな一言で済まされない。

でもこれで旦那さんと息子さんは

奥さんの墓前で報告できて

少しでも救われたらいいなと思うのです。

 

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