重要項目1.リフォームが必要となる要因
☞ポイント
リフォームが必要となる要因として…
①住宅の老朽化・水廻りなど設備の劣化対策
②家族のライフステージの変化
③高齢化に伴う高齢者対応住宅への変更
④断熱リフォームや耐震リフォームといった既存住宅の快適化・安全化
などがあげられます。以下もうちょっと詳しく観てみましょう。(画像も添えて((´∀`))
①建物の老朽化・設備の劣化対策
これはリフォームの発生要因の中で最も多く発生します。住宅本体の老朽化、劣化は床や壁、天井はもちろん、外壁、屋根、基礎などどれも簡単に肉眼で判断できます。
↑屋根(スレート瓦)の劣化
また、設備に関してもキッチン、浴室、トイレ、洗面なども簡単に肉眼で判断できます。
これらのリフォームは比較的簡易に施工もできます。
最も単純なおかつ汎用性もあるので、屋根及び外壁、水廻り内装工事は我社の得意なリフォームです。
②家族のライフステージの変化
住宅は家族の生活の器です。そしてこの器はご家族のライフステージと共に間取りも必要な設備も変化していきます。たとえば…
1)若い夫婦に子供ができる→家族が増える→就学→子供部屋は増える
2)子供たちが成人→独立して別の世帯→部屋数が減る
3)高齢になった親世帯→子供の世帯が一つの住宅に
このように家族のライフステージの変化に適応させるリフォームは単なる老朽化劣化対策とは違って、設計や施工も複雑になり、さらに二世帯への変更ともなると、これらくに加えキッチン、浴室、トイレなど新たな設備の設置が必要になって費用も増加します。
③高齢者対応住宅への変更
高齢に伴う身体的変化により、高齢者に障害の少ないバリアフリー住宅としたり、さらには在宅介助も可能にしたりするため、リフォームの必要性が発生します。
ここでバリアフリーリフォームとは、廊下や階段に手すりなどを設置したり、ドアなどを引き戸にしたり、段差をなくす、勾配の緩いスロープにするなど、高齢者の体に優しいリフォームをすることをいいます。
段差解消リフォーム
手すり工事
車椅子が楽に行き来できますねっ
在宅介助が可能な住宅とは、要支援・介護状態になった高齢者を自宅にいながら他の人の助けを借りて生活を可能にする住宅のことです。特に浴室やトイレを広い個室にし、介助用ユニットバスやトイレを設置します。このように在宅介助が可能な住宅とするためには、広い浴室やトイレを設置できる空間があることがポイントとなるため、設計が難しくなります。
④既存住宅の快適化・安全化
住宅の快適化とは住宅に高性能の断熱材や断熱仕様の窓、ドアなどを設置して、夏でも冬でも住宅の内部と外部の間の熱移動を少なくし、「夏涼しく冬暖かい」家にすることです。
内装断熱工事(これができれば完璧ですが…増築とか大規模修繕工事レベルで施工する機会が主ですね)
二重サッシリフォーム(これ暖かいっ一番効果ありかも)
また、住宅の安全化とは、地震に対する安全性のことをいい、1981年5月31日以前の耐震基準(旧耐震基準)で設計されている住宅の性能を現行の耐震基準まで向上させることをいいます。
どちらのリフォームとも理論が難しく、断熱リフォームには伝熱工学という理論と耐震リフォームには構造力学という理論が基礎としてベースとなります。
次回は重要項目2建築基準法により受ける制限 ですっ!