金曜ロードショー「聲の形」~京都アニメーション~
昨日はバタバタと仕事をこなし、ブログにまで手が回らず
こりゃだめだと整骨院に寄って帰り
夕飯の支度食事片付けを済ませたらちょうど9時。
たまたまつけていたチャンネルで金曜ロードショーが始まりました。
京都アニメーション制作、さすがです。
素人が評価していいものかわかりませんが
冒頭の絵の美しさからやられました。
描写がきれいですね。背景画がとてもリアルに描かれていて、
映画の終盤に出てくる打ち上げ花火のシーンなどは
CGか?いや本物か?というくらい、鳥肌モンでした。
京都アニメーションと言えば、あの悲惨な事件を思い出します。
あんな繊細な仕事をする人たちが、
たった一人の歪んだ思考の持ち主の、たった一度の誤った行動により
彼らの尊い命と、彼らが今後も作り上げたであろう作品と
それによって感動する多くの人たちの人生を奪ってしまった罪は
とてつもなく大きいと改めて思うのです。
映画の話に戻りますが。
うーん、私にも子どもがいますがあんなひどいイジメって本当にあるんでしょうか。
にわかに信じられませんでしたがきっと似たようなことが現実にあるんでしょうね。
私はたまたま運がよかったのか、環境がよかったのか・・・
ほんの少しの歯車が狂っただけで、いじめって起きてしまうんだなぁ。
あの思春期のあやうい心で、家庭以外の社会は「学校」しかなくて
「友達」が自分の世界のすべてだと思ってしまう経験値が
気が付かないうちにいじめに発展しているのでしょうね。
この「聲の形」は小学校時代に転入してきた耳の不自由な女の子を
その障害をきっかけにいじめてしまい、いじめが発覚すると主犯格の男の子ひとりのせいにされ
その主犯格の男の子がいじめられる側になってしまうという話し。
担任のセンセーは冷たかったですねー。事なかれ主義。
教育者としてなっとらん!(# ゚Д゚)!!
耳の不自由な女の子は転校しますが、やがてみんな高校生になり
別々の学校に進学したり、同じ学校に進学したりとそれぞれの道に進みます。
少し大人になった彼らにはやっぱりあの小学生時代のいじめが胸につっかかっています。
いじめられる側になった少年は手話を勉強して、あの子を探し出し謝ろうとします。
いろんな家庭環境で育ち、いろんな性格のコがいて、
それぞれがいろんな経験をしそして過去を振り返る。
思春期から青年に成長し、大人になっていく彼らの成長が胸にズキュンと刺さりました。
いい映画だったなぁ。私にもあったのか、あんな時代…。
でも、にがい経験って私もあります・・・
あの時あの人にひどいこと言っちゃったなぁ、傷つけちゃったなぁってこと。
もうどこにいるのかわからず、謝ったりできないけど
心の中でごめんなさいと言って、違う人に同じ過ちをしないことが罪滅ぼしとなればいいんですけど。
いつもより寝る時間がおそくなっちゃったけど、いい映画だったからヨシとしよう。
この先毎週金曜ロードショーはアニメが続きますが、
アニメと侮るなかれ。大人にも心に響く映画があるので、先入観を失くして楽しみたいと思います♪
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