命のバトン
しっかりとは観ていないのですが
先日NHKで臓器移植を決断した家族を取り上げていました。
移植を決断した家族の気持ちを追跡したことはないそうです。
でも大きな葛藤があったことは容易に想像できます。
事故で小学生の息子が「脳死」に陥ってしまった家族。
最終的には5人に臓器提供をしたそうです。
まだ心臓が動いていて温かい手なのに
「脳死」と診断され目覚める可能性はほぼない、
もってあと数日と言われた時、
「臓器提供」をすることによって自分が息子を殺したことにはならないか?
もしかしたら目が覚めることがあるんじゃないか?
お母さんはとっても苦しんだそうです。
ご主人と話し合い
この子はまだ生きたいんだ!息子の一部が他の人の身体で生きてくれれば!という想いで
決断に至ったそうです。
男の子は10年にも満たない短い命だったけど、
でも決して無駄な人生ではなくむしろ5人も命を救った素晴らしい人生だと思います。
でもそんなのはキレイごとだと親族からしてみればそう思いますよね、きっと。
ご両親は息子さんともっとずっとずっと長く人生を共にしたかったはず。
そして今でも決断は正しかったのか?と気持ちが揺らぐことと思います。
この番組を観て、胸が苦しくなりました。
大きな決断をしなければならない時、
ましてやそれが命に関わること
自分の今後の人生に大きな影響を与えることだったら・・・
悩んでも悩んでも答えなんて出ないんだろうな。
でも悩むことで自分の気持ちに折り合いがついて
きっとこれが正しいんだと思えてくるのかな。
正しいと思うことで救われることもあるのかな。
だから一生懸命考えて悩んで答えを出すことが大事で
いい加減に生きちゃいけないなと、改めて感じました。
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